臨済宗南禅寺派 片岡山 達磨寺 ~聖徳太子遺跡霊場 第十九番~

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達磨寺の見どころとぎもんHIGHLIGHT & QUESTION達磨寺には見どころが盛りだくさん。「知る人ぞ知る」必見ポイントをご紹介!

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  • 達磨寺のぎもんだるま発祥の地ってどこ?開く

    だるま発祥の地ってどこ?その昔、上州は高崎というところに達磨寺という寺がありました。あるとき、天明の大飢饉というのが起こって皆がとても辛い思いをしました。和尚は皆を助けるために、その頃既にあった、お多福や福助などのやさしい顔のかかれていた起上り小法師に、アンバランスなあの怖い顔の達磨さんを描いて「縁起だるま」として売り出せばどうかと皆にすすめられました。ところがこれが空前の大ヒット、あっという間に日本中に広まってしまいました、とさ。これを東の達磨寺「縁起だるま発祥の地」といいます。
    ところがですよ、達磨さんに願をかければ何でもかなうという信仰はもっとずっと前からあったのです。どうやら聖徳太子に関係がありそうです。くわしくは当寺の由緒をどうぞ。これを西の達磨寺「だるま信仰発祥の地」といいます。元祖「だるま発祥の地」はこちら。

  • 達磨寺のぎもんだるまさんは何才?開く

    だるまさんは何才?聖徳太子と達磨さんがお会いになったと言うけれど、そもそも太子と達磨さんは同時代のひとですか? その時聖徳太子は41才でした。では達磨さんは? 
    達磨大師は西暦400年頃(よくわかっていません)生まれられ、60才で悟りを開かれました。そのとき師匠から、60年間はインドで布教せよ、そののち中国へ行け、と言われていましたので、中国に来られた時すでに120才。それから九年間面壁座禅をされて中国に禅宗を開かれます。そして日本の松島にやってきて聖徳太子の生まれられるのを待ちます。太子ご誕生の時、だるまさんすでに160才。
    ですので、お会いになった時だるまさんは200才です。

  • 達磨寺のぎもん方丈(ほうじょう)ってなあに?開く

    方丈(ほうじょう)ってなあに?鴨長明(1155-1216)の「方丈記」というのは聞いたことありますね。「ゆく川の流れは絶えずして・・」というあれです。でも「方丈」って何のこと? 辞書をひいてみました。「一丈四方の部屋の意で,禅宗寺院の住職の居室をいう」だそうです。一丈(3m)四方の小さな建物のようですね。でも私の知る限りそんな小さな方丈は見たこともありませんし、方丈に住んでいる住職なんて聞いたこともありません。これはどう言うことでしょうか。
    おそらく鴨長明の時代にはそのくらいの小庵だったのでしょうが、室町時代に禅宗の寺の本堂として採用されてからもうずっと大きくなってしまいました。今ではほとんどの禅寺では方丈や大方丈が本堂になっています。ちなみに十尺が一丈で、九尺四方が四畳半ですから計算すると、「方丈」とは「五畳半の建物」です。(今は百畳?)

  • 達磨寺のぎもん聖徳太子の刀って直刀じゃないの?開く

    聖徳太子の刀って直刀じゃないの?聖徳太子像のよこに古そうな刀が置いてあります。寺伝によればこれは天国太刀(あまくにのたち)といい、物部守屋退治の際ご使用になった太刀と伝えられています。本当ならすごい。
    でもある人曰く「その頃の太刀って直刀じゃないの?これは曲がっているよ」 うーむ、よく見るとそうね。でももっとよく見ると・・、なんと葵のご紋がついているではありませんか。察するに、伝えられる刀はあったのでしょう。でも江戸時代にそれを紛失したのでお上に頼んでもう一振り下げてもらったのでしょう。お上では時代考証なんぞ全くせず大きな顔で葵のご紋をつけてお下げくださったという、のかな。
    ・・というわけで、これは江戸時代の模造刀です。

  • 達磨寺のぎもん雪丸って何犬?開く

    雪丸って何犬?雪丸の犬種ってなんでしょう。柴犬という人もいます。でも耳がたれているしなあ。悩んでいるところに先生が来られました。何の先生かというと、もと獣医さんで現在は日本各地の犬の像とその言い伝えを研究されている「犬の像と伝承」研究専門家の先生です。先生によりますと雪丸は像の残っている犬の話としては最古であり、また太子の愛犬であることから最大物だそうです。少し鼻が高いです(耳がたれていますが)。
    先生「前足の置き方や後ろ足の踏ん張り具合、しっぽの形などから日本古来の犬種であることは間違いないでしょう。」 ではずばり何犬ですか? えーと雑種でしょう。
    ということで結論は「日本古来の雑種」です。

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